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咳がなかなか止まらない人、風邪にしては長く症状が続くなと思う人、それマイコプラズマ感染症かもしれませんよ

咳がなかなか止まらない人や風邪だと思っているのだけど、なかなか治らないなという症状ありませんか?

もしかしたら、それはマイコプラズマ感染症かもしれません
最近、病院で検査をしていると中学生くらいの男子がマイコプラズマ肺炎で入院したり、インフルエンザ疑いで診察し、検査をしてみるとマイコプラズマ肺炎だったりするケースが多くなってきました

 

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マイコプラズマ感染症」とは

細菌によって起こる主に乾いた咳が特徴です。

しかし、ほかの症状は鼻水や38~40℃までの発熱、倦怠感など普通の風邪に加え、秋から春までにかけて流行するためインフルエンザとの鑑別もつきにくいのが実情です。
潜伏期間が2~4週間と長い特徴を持っています
熱などが落ち着いても長い咳が出続けるのが特徴で、2週間くらいで症状は落ち着いてきます


マイコプラズマ感染症」の検査とは?

検査は血液検査をしたりします。

マイコプラズマ抗体検査をすることもありますが、検査するときにはまだ検査にひっかからないタイミングが多いことがほとんどです
それ以外の方法ですと、マイコプラズマ抗原検査をすることもできます
これは、咽頭という喉の奥の方を綿棒で拭い検査する方法です
この方法だと発症して時間が経過していなくても検査で調べることができます
しかし、マイコプラズマという細菌は上気道には咳などをしたときに出てくる程度で、主に下気道にいるので検体の採取も難しいという問題も含みます
胸部のレントゲンも撮影してもそれを診断材料として診断します

 

*検査をやる人へ
マイコプラズマは寒冷凝集素があるため血算などのオーダーがある場合、検体を冷やしてみてみましょう
試験館内でつぶつぶとなったり、顕微鏡下で凝集を確認できるとその可能性が高いことがわかります

 


マイコプラズマ感染症」の薬とは

マクロライド系の抗生物質が第一選択でしたが、現在はニューキノロン系の抗生物質を処方します。

ただの風邪と誤診してペニシリン系やセフェム系といった抗生物質を出されても「マイコプラズマ感染症」の場合は効果がないため同じ抗生物質でも注意が必要です。

 

 

マイコプラズマ感染症」はひどくなると肺炎などになってしまい入院などの必要がありますが、重症化しなければ大人しく治すしかありません。
とくにインフルエンザのように出勤停止などになることはありませんが、感染力は強く風邪やインフルエンザなどみたいにくしゃみや咳などで空中の菌をすって感染したり、菌がついたてなどを口につけたりなどして感染します。

 

予防のためにも、手荒い・うがいをしっかりとしましょう(^o^)