雑談【トルコショックって何ですか?】
『僕』も偉そうには言えませんが分かる範囲で私的な考えも入れてお話しします
昨今、この手の質問やお話が好まれたり疑問を持つことはいいことなのですが、これらは本来はメディアの役割で最近はそれをなしていない気がします
簡潔にいうと、トルコショックとは米国のトルコへの経済制裁です
8月1日にはトルコ政府の一部官僚の米国資産を凍結し、10日には鉄鋼・アルミニウムにかける関税を引き上げたことが引き金になりました
これに至った理由は、トルコのエルドアン政権とアメリカの対立はオバマ政権からありこれをクーデターを起こさせることから起きました
そして、国際社会の支援がなくなってしまうと破綻する可能性のあるトルコが経済支援を米国から中国、露へ求めたことにより米国との距離を遠ざけました
これはBRICSが関係しています
これは米国、そして英国にとって望ましいものではないのです
現、金融システムを構築を継続していきたいと望む両国の一方で、BRICSは先月の会議で中国主導で米国と距離をとることを選び新たな金融システムと経済圏を築いていこうとしています
また、ここでも注目はトルコで今回はじめて会議に参加しBRICSへ参加希望をエルドアン大統領は宣言しました
これにより、もしトルコの参加が決まるとBRICSTとなり、人口42%、世界経済30%を支配する集まりとなります
また、トルコは中東アジア、とくに現在米国から経済制裁を受けているイランが近くなれば巨大市場を持った「反米国同盟」ができ、既存の米国・英国の金融システムと脱米ドルに舵を切る国々とに分断されるように思われる次第です
これを防ぐために英米が過去200年にわたって作り上げてきた金融システムを維持するために新興国通過を暴落させるでしょう
(それが今現在起きている新興国の通貨下落です)
この意図的な操作は、米中の貿易戦争から新興国全体を巻き込んだ通貨戦争へ、今回のBRICS宣言が英米金融システムに宣戦布告した報復なのです
このような理由でトルコショックの早期解決は難しいものの長期化はしないものかと考えています
トルコの後ろ盾はこのようにたくさんありますから……