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lain no blog

医療やらコスプレやら美味しいものやらマジックやら……

【臨床検査技師が教える、その腰痛はじつは尿路結石かもしれませんよ。】

どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。

『僕』の目的は「病院に行かなくて自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。

 

今回のテーマは尿路結石です。

というのも、今日、エコーの検査をしていたら患者さんが腰あたりが痛くて、腰痛がひどくなったのかもと思って病院に来たのですけど……ということで、尿検査をしてみると潜血が陽性のため腹部の超音波検査をしました。
そのときにわかったことがありまして少し書いてみようと思います。

 

そもそも、尿路結石とは?

とてもつらい痛みが背中に感じるこの病気は日本人の10人に1人が一生に一度体験するほどよくある病気です。
原因は運動不足、肥満、食事の欧米化などと言われています。
また、一度発症すると再発しやすい病気で、カルシウム結石の5年再発率は45%と言われています。

この尿路結石は出来る部分によってまず分類されています。
それは、上部尿路結石と下部尿路結石にわけられます。上部尿路結石は腎結石、尿管結石と呼ばれ、下部尿路結石は膀胱結石、尿道結石に分けられ尿路結石全体の96%は上部尿路結石が占めています。

なりやすい年齢は男性は40歳代、女性は50歳代で好発します。
次は結石の成分の話しをしますと、上部尿路結石の成分で最も多いのはシュウ酸カルシウム結石で若年男性の8割を占めています。
中高年になると成分は異なってきて尿酸を主成分とした尿酸結石が主となります。
女性ではリン酸カルシウム結石が多くみられます。
高齢者になると下部尿路結石も増えてきます。
これは最近の尿路感染によってリン酸アンモニウム塩とよばれる成分が多くみられるようになります。

 

なぜ、こんなにも激痛が生まれるのか?

結石が尿管につまると激しい刺し込むような痛みに襲われるそうです。(『僕』はなったことがないため表現は教科書的な表現になっているのが否めませんが……)

これは結石が腎臓から尿管に下降して尿流が阻害されると、水腎症の影響で腎盂内圧が上昇します。
その結果生じる腎被膜の伸展痛が激痛の原因と考えられています。
腎被膜が張力に慣れてくると痛みは軽減するため、この腎結石の痛みは長時間続くことはありません。
そのため激痛が持続する場合は他の疾患を考慮して検査をします。
腎結石の痛みは尿管の蠕動を反映して周期的に出現する特徴があります。
腰痛との鑑別は身体を横にして休めても痛みが改善しないところにもあるので、その確認も必要です。

 

どのような検査でわかるのか?

 主に超音波検査とCT検査での確認によって発見ができます。

わたしは臨床検査技師ですので、超音波検査的な所見をいいますと石のあるところは白くなって、身体を少し動かすとその白いモヤモヤの画像が動くためわかります。

 

治療は小さい結石でしたら自然排泄を待ちますが大きいものになってくると、ESWLという「体外衝撃波結石破砕術」とよばれる施術も新しく出てきて行われています。
これは衝撃波で石を砂状にして尿と一緒に排泄させるというものです。
さて、いかがだったでしょうか?

予防の方法は尿路結石の成因の解明はまだされていないため、はっきりと言えるものはありませんが多量の水分摂取、肥満の防止、食生活の改善とありきたりなものになってしまいますがあります。
自分はならないだろうと思うかもしれませんが少し心がけみてはいかがでしょうか?どうぞ、是非に。

 

 

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