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写真・撮影機材、コスプレなど徒然に書いていきます

【臨床検査技師が教える、(続)糖尿病療養に基づくダイエット方法!これで痩せませんか?−2】

 

どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。
『僕』の目的は「病院に行かなくて自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。
病院では糖尿病療養と一環として療養指導をしています。

 このときに使う方法を使って痩せてみませんか?なんてことを前回書いてみたらけっこうな反響をいただきましたので、調子にのってすぐに続きを書いてみましたので是非、一読を。

食事療養を使って痩せてみよう!ということで前回の続きです。
前回は定量的に自分の摂取エネルギーや体重等を知る方法を記載し管理していくことを書きました。

 

今回は食事にフォーカスをして書いていこうと思います。


テレビや本のあの方法は効果が実はあまりない

 食事方法には色々な実践方法が本やテレビなどでよく出てくることがありますが、民間療法的なものはあまりオススメはしません。
何よりもエビデンスに欠けるようなものは信じるべきではありません。
また、よくビジネス本などで書いてあるような方法もあまりオススメしません。
こういうのは商品名を出してしまっていいのかはわからないため、あやふやな名前で書くと「シリコンバレー○の食事法」や「エリートが実践をしているなんチャラ食事法 訳○○○」などのような本です。
そもそも、シリコンバレーや海外の人が実践した食事法などはあまり意味がありません。
何故かというと、日本人と欧米人では消化機構や環境、食文化がまず根本的に異なるためです。
これらの方法は遺伝子的に人種によりやはり腸の長さや酵素などの分泌量が異なるということを考慮していないため、彼らにとってはあてはまりますので間違いではないですが、わたしたち日本人や異なる人種を対象とした場合効果はないと考えていいでしょう。

 

結局は規則正しい食事法 

 それでは、どのような食事法が効果があるかというと、やはり3食を朝昼晩と均等に摂取エネルギーを分配した食事が規則正しい食事としてされています。

食事と食事の間隔の時間はできるだけ均等に時間を空けることをお勧めします。
では、なぜこのような規則正しい食事法がよいかというと食後血糖値の変動を抑えるためにこれを推奨しています。
食後血糖値の大きな変動を抑えることで、インスリンの需要量を減らします。

これにより臓器に負担をかけないことになり、またインスリンを使わないということは体内に貯蓄されている脂肪をエネルギーに代えるグルカゴンというホルモンが作用します。また、筋肉における糖の吸収も行われるようになり結果痩せていくことになります。
以上を踏まえますと、一日に必要な摂取エネルギーをしっかり均等するとまず太ることはなく体重の維持になります。
また、このバランスの平均摂取エネルギーを少し低くして食事をすると体内の貯蓄分をエネルギーに換えることで痩せていくということになります。

ポイントは食事の摂取時間をなるべく規則正しくするということです。
これをなかなか意識しない人が多いのが実情です。

 

 今回は規則正しい食事の大事な理由を書いてみました
もう知ってること・わかっていることでも実際のところやっていないのが実情で、一見かわった方法へ目移りしがちです。
しかし、基本的なことを意識し続けることが大切です。
食べる時間!これをすこし意識してみてはいかがでしょうか、是非。どうぞ。

 

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参考資料:糖尿病療養指導ガイドブック

 

糖尿病療養指導ガイドブック 2016 糖尿病療養指導士の学習目標と課題

糖尿病療養指導ガイドブック 2016 糖尿病療養指導士の学習目標と課題