[カメラ] 作品性を持たせる写真を撮るためにする、たった1つの大事なこと
どうも、lain(れいん)です
今回はポージングのことも少し触れていき、写真を撮る時のちょっとした工夫についてお話をしてみようと思います
こちらはポートレート撮影のお話になりそうですが、コスプレなどの撮影でも、もちろん使えますよってお話です
突然ですが、ポートレート写真を撮影するとき、どのようなことを考えてカメラのシャッターボタンを押していますか?
この押す前にすることが写真を撮るという行動において8割を占めているといっても過言ではありません
それは「この被写体をどのように撮りたいかという完成形のイメージを持って撮影する」ということです
何気なく写真を撮影していて、「お、うまく撮影できた!」なんてことはあるのではないでしょうか?
これでもいいのですが、もし、お仕事として撮影をするときにはこれではいけなくて、もう撮るべきものは決まっていてこれが撮れて当然、あとはそのイメージの微調整やそのときの雰囲気に合わせてカットを重ねていく作業をしなければなりません
そういうことで、ここではどのようにこの写真を撮影したの?という最近、撮影をした一枚を例にして書いていきます
イメージ
今回はいつもコスプレ撮影をしている友人とのプライベート撮影です
お仕事ではありません
そんな、友人から「1950年代アメリカファッション」をテーマに撮影をしたいということで、お話をもらいました
では、どのように撮影するかというより今回のこのテーマにそっての世界観と何を言いたいかを考えたときに「平和」ということを考えました
1950年代のアメリカファッションというのは戦争が終わり少し落ち着いてきたときに、女性が華やかに着飾られていくそんな時代です
そうしたときに、そんな平和を表現できればと思い写真にその世界観を埋め込んでいこうと考えました
そんなときに、白い羽のようなものを平和の象徴としていければいいなと思っていたところ、白ホリで白い布のオーガンジーが垂れている部屋でこれだということで、こちらで最初に撮影しました
天井から垂れているオーガンジーを羽のようなイメージで見立てて撮影をしました
ポージング
天井からの垂れ布が背中から出る羽のイメージになるように立ってもらいました
腕は身体から少し離すことで二の腕のつぶれを防ぎます
また、鼻の高さ、顎、肩、肘と身体の関節や点と点がつながるように意識して立ってもらっています
カメラのセッティング
目の中にひかりを入れたくてアイキャッチのためにround flashというドーナツ型のアクセサリーをストロボにとりつけて撮影をしました
また、スタジオ全体にひかりを均等にまわしたいと考え、アンブレラを天井にむけてストロボを発光させて、バウンスさせて、ひかりを均一にまわしています
この方法はHASEOさんの本から勉強させていただきました
反省点
この写真の反省点としては腕の位置でしょう
反対側の腕が消えてしまっているので顔や髪の毛のほうにだして、カメラ側の腕も空間を作って身体のラインを意識するべきだったでしょう
また、ひかりを均一にしてしまっているため陰影が弱いため奥行き感に物足りなさを感じます
これは布をカメラのレンズ側に寄せて前ボケでもよかったと考えています
とこんな感じで考えながら、撮影をしたり撮り終わった写真を振り返ったりなどをしています
自分の写真も好きではあるのですが、もっとよいものをもっとという欲もあるもので……
日々精進でそれでもみなさんのためになったと言ってもらえるとこれ幸いです