[医療] 意味のないことで人の時間とお金を奪う「勉強会・講習会」という風習
「教員免許」には更新制度というものがあるらしく、その更新を忘れるということで失職することが度々あるそうです
また、そのつながりのブログやTwitterなどをみるのですがその失職しないための更新制度の内容がとても「素晴らしい」ものらしく、しかも3万円というお金と30時間という時間を自腹で支払って行くそうです
こちらの記事
さて、どこの世界にもありそうなこんなお話。
我々、臨床検査技師の世界でもたびたびあります、これって……、意味あるん?
それがこちら「検体採取業務講習会」
その通知内容が以下のものでした
厚生労働省の告示に基づき当会が実施する本講習会は、5年継続事業として開始し、平成31年度をもって終了予定となります。4年目となる平成30年度から、開催地区での開催回数を順次縮小し、9会場のうち、平成30年度は東京都、大阪府、愛知県、広島県以外の5地区については年1回のみの開催予定でございます。
5年継続事業って……
これ、事業っておかしくないですか?
一応、法律で決まったことなのに……
しかも、国が主導でやっているかのようになっていますが、いち社団法人の日臨技がやっていますからね(お金もこちらの懐に入るのです、収益ですね)
前の診療報酬改定でもこちらの検体採取による点数は加えられましたけど微々たるものですし、点数は看護師や医師がやったほうが高いです
一応、法律では決まったもののそこでの罰則の定義もありませんし、医師の指示のもとという文章ももちろん消えません
そして、会員は1万円、非会員は3万円って……
ちなみにこれだけ大体的にやっているのであろうからと、もう皆さんはふるって受講しているのかと思いきやその数
45821名
H28年度の全国臨床検査技師数=640800名
まぁ、実働人数の数は把握はできませんが単純計算で、7.2%しか受けていないのですよ
……
ね、あのさ、なんのためにみんなで持ち上げて参議院に検査技師を国会議員で送ってるのよ
その点の赤字などを補うための”事業”なのでしょうかね
そして、法律で決まっていることと強調しておきながら、一年に一回の開催で5年しかやらない……って
こんなことやるなら、臨床検査技師の限定職技能を法律にいれてくれ
そんなことなら、もっと色々なひとやこれから臨床検査技師になる人たちの道を明るくするものにしてほしい
まぁ、どこも考えることは同じなのですが……、こういうナナメ左下の考えにいくのでしょうね