[カメラ] コスプレ撮影をする人こそよむべき、人を撮影するときのマナーと常識
どうも、lain(れいん)です
いつもはカメラの技術や基本的な知識をご紹介していますが、今回は少し趣向を変えて人を撮影するときのコツやポイントというものってないの?っていわれましたのでこちらを書いていきます
この内容につきましてはたしかに本などで学べるものでもなく現場でしか学べませんし、人から学ぶしかありません
(かく言う、『僕』もはじめは雑誌撮影の仕事前にプロの方の現場に入ってそのアシスタントなどをして学んだクチで偉そうなことを言える立場ではありませんが……)
しかし、そういった暗黙知として学んでいくものを体系づけてまとめること、また人に伝えられればそれはそれで面白いなと思い、筆ならぬキーボードをとった次第です
ポートレート撮影ってなによ?
ポートレート撮影というのは人の写真を撮ることを指します
その被写体をフレームに入れてフォトグラファーが表現したい作品に仕上げていくことをいい、これはコスプレ撮影でも言えることですね
それゆえ、ポートレート撮影とはフォトグラファー(カメラマン)だけではなく、被写体と一緒に作り上げる作品となります
なので、二人三脚でやる意識でないとできない撮影なのです
じゃあ、どうすればいいの??
それは相手のこころを配るのです。つまり、大事なのは人のことを思いやる、相手のことを想像する、いろいろな気を配ること。
「三配り」は基本中の基本です
気配り、目配り、心配りですね、できてますか?
意識はしたことありますか?
気配り……あれこれ気を使うこと。配慮する、気づくこと
目配り……色々なところに注意を行き届かせること
心配り……自分がこころに思っていること、相手のこころを探ったり、想像しどうしてほしいのかなどを考えることです
要は難しいことばを使うと「コミュニケーション」というものです
じゃあ、具体的には撮影ではどうするのよ?
まずはマナーとして
これは恋人や友達同士などはあてはまらないかもしれませんが、はじめましてやまだ距離がある人、モデルさんを撮影する仕事の時のことばとしてです
「ファインダー、目を離したら赤の他人」
これはプロカメラマン、薮田さんのことばです
俳句みたいですね、って言ったら、「そうだね」って笑った思い出があります
まずは余程の親しくないならばこれを意識しましょう
紳士的な振る舞いこそが被写体への安心感と信頼感をうむと考えています
よく、プロのモデルさんと休憩中や撮影終わりのときに話す愚痴をもとに書き出してみましょう
フェチ撮影(近づいての部分接写)をする
撮影会などで、水着撮影などの個撮をしているとあるあるらしいです
最初からいきなり胸元をマクロレンズを使っているのかというくらい近づいてきて撮影をする人間が……w
これはNGです
よほどの信頼関係かその必要性を相手に納得してもらっている人にしかやってはいけないかなと思うところです
嫌がるカットを撮る
これは、まぁ、よくコミケなどでいわれる「ローアングル撮影」(あおり撮影)ですね
スカートを覗き込むようなかたちでの撮影は写っていなくても嫌なものでしょう
また、上からの胸元撮影などもあります
アオリ、俯瞰カットばかりはNGです
本気の笑顔はあまりよくない
『僕』もたまに遊びで撮っちゃて相手に見せて嫌だ~っていうくだりをするための息抜きでやることはたまにあります
(あとはオフショットで相手に渡しちゃう用)
でも、これは作品には使いません
また、とくにですが若いモデルさんには嫌う傾向がありますから気をつけましょう
体に触れない
撮影中にむやみに身体にさわるのはNGです
とくにデリケートなラインに触る人がいるというので驚きです
これもよほどの信頼関係や友人でなければやりません
とくにメイクさん、スタイリストさんがいるときはまかせてしまいます
『僕』の例外は友達の場合のみ、一言断って衣装を直したり、髪の毛を流す方向を変えたり、衣装の緩みをなくすためにクリップでとめるなどはあります
それでも気を『僕』自身が許しているひとで相手も許してくれていると思っている人だけです
さて、いかがでしょうか?
コスプレ撮影だって立派なポートレート撮影ですよ
盗撮の方法? セクハラの方法?
そんなものを考える暇があるならこのマナーを覚えましょう
そして、被写体が綺麗に見えるラインなどを考えましょう
だって、そうでしょ? あなたが持っているカメラは被写体を綺麗に写すためにあるのですから……