[カメラ] レイヤーもコスプレカメラマンも知っておきたい写真の法律
今回はカメラの技術のお話しではなく簡単な写真に関しての法律のお話です
何も難しくはないですし、これを読むのもおそらく1分で読めますので是非、一読していただければと思います
写真を撮っていると仕事でなく、趣味の範囲でも作品として扱われ、人でも物でもその行動の結果としての法律がいくつか関わってきます、今日はコスプレ撮影やポートレート撮影にフォーカスをあててお話をしようと思います
人を撮影してできたその写真には主に次のふたつの権利を知っておきましょう
それは「肖像権」と「著作権」です
では、それらを詳しく説明していきましょう
「肖像権」
肖像権とは無断で写真や動画を撮られたり、公表され利用されるのを防ぐという人格権の一部としての権利を守る法律です
つまり、撮影時には声をかけて許可をとることとまた、それを断りもなく第三者の目に晒すことは認められないということです
また、撮影時に一般人が写ってしまった場合はそれを個人の特定ができないような処理が必要になります
そして、もうひとつ大事なことはTwitterなどのSNSでの掲載は許可をとることはもちろん、肖像権を持つ被写体側が掲載を拒否した場合それを削除しなくてはなりません
これはしっかりと理解しておきましょう
「著作権」
これは写真をはじめ映像や造形物も含めて表現した作品に対しての知的財産権を守る法律です
つまり、撮影者が作品として撮った写真はその時点で著作権で保護され現時点、日本では50年間は保護期間が適用されます
つまり撮った写真は作成者の著作物として保護されます
しかし、コスプレですとここで注意があります
レイヤーを撮影した際の衣装や表現したアクセサリーなど写っているものにも著作権はあるということ、また建物や企業ロゴなど特許、商標といった産業財産権とよばれるものもありそれが許可なく写っているとその侵害にあたってしまうので注意が必要です
TwitterやInstagramなどのSNSによって表現の媒体が多様化してきた昨今ですが、こういったことにも気をつけていきたいところです
また、フォトグラファーとモデルさんとの良好な関係のためにも、カメコとレイヤーのより良い関係のためにもこういった法律をしっかりと頭にいれて活動してみてはいかがでしょうか?
マナーを問われることの多いこれらの事象ですが、マナー違反の前に法律違反によって訴えられたら何かしらの責を負うことも頭にいれておきましょう
余程、タチの悪いひとに対しては専門家に相談するなど法的な手段をとることもオススメします
それでは、よりよい写真ライフを!!