【カメラ】 写真にイラストの書き込みで説明する、Photoshopに頼らないきれいな青い写真の撮り方②
前回からこのテーマで書いています。
まだ見てない方は前回のブログをチェックしてみてくださーい。
今回はこの写真をアップしたときにどうやって撮影したのですか?とTwitterやInstagramで聞かれたことがあったのでこちらで質問の答えを記載していきたいと思います。
また、ここで出てくる技法や機材などもはじめにまとめておくべきなのでしょうがそれは検索してくると他のカメラマンさんなどが動画つきで説明をしていたりするのでそちらを見てもらうとよいと思います。
その技法や機材などについてのブログも近いうちに書いていこうと思います。
カメラマンさんそれぞれの使っている機材や持ち物って気になりますからそのうち、アンケートなどでも聞いてみたいところです。
さて、今回の写真についてのお話しを。
この写真は友人の木槌さんとラブライブ!サンシャイン!!の曜ちゃんを撮影したときのもので、そのイメージとは程遠いスタジオの黒ホリで暗くしての撮影です。
黒ホリの天井から水色のオーガンジーを吊るし上げてスタジオのセッティングをしています。
これは曜ちゃんが恋アクのときの水の中にいるイメージを表現したかったためです。
Photoshopで合成してしまえばもっとクオリティが安定して、それらしいものができるのではないかというご意見もあるかもしれませんがそれは自分の主義ではありませんし、そもそもタイトルを反故してしまうためそれをよしとはしません。
カメラのデータも写真に記載はしてあります。
ここではなぜ、その設定をするのかを次に説明していきます。
なぜ、この設定なのか?
F値が解放気味なのは手前の布を前ボケで写すためと暗い中での光量をかせぐためもあります。
だったら、シャッタースピードを広角レンズなのだから下げればいいではないかというかもしれませんがオーガンジーが空調の風で動くためそれを止めるためにシャッタースピードは少し多めにとってあります。
また、ライティングは被写体にあてるためソフトボックスにストロボをいれて、カラージェルというフィルムをつけています。
いつものカラーシフトを行うためオレンジ色のフィルムをつけてWBは2700くらいです。
(この辺の技法はイルコさんなどの動画がオススメです)
また、ソフトボックス、Cjによりストロボの光が1段1/3くらい落ちるためそれを考えて設定します。照射角は24mmです。
背景の布にあてる光はストロボの直あてを2灯とそのライトスタンドにLitra Torchをつけて光をいれていきます。
なぜ、Photoshopでもできることを撮影の現場でやるのか?
それは撮影の現場で完結させることで、その撮れた写真を被写体に見せて撮りたいイメージの共有がしやすいためと単純に撮影の仕事が多いためそのレタッチ・現像作業の効率化のためです。
それに費やす時間があるならば仕事の撮影をひとつでも多くこなしていきたいと考えているためです。
また、一緒に趣味でやっているコスプレ撮影などは撮影終わって一緒にご飯を食べるときにiPadに撮影した写真を出してそのままAir dropで渡してしまうことも多いためです。
そして、いつも思うのはモデルさんが一緒になってスタジオのイメージ作り込みやこうしたほうがいいとかなど考えるのは楽しいですし、また学ぶこと、お手伝いをしてもらって助けられることはいつもので感謝、感謝であります。
さて、大したことをそこまでやっているような印象はないと思いますので是非にこういう写真もいいなと思ったら撮ってみたよーという人がいたら嬉しいです。
この写真は新しく発売した写真集「三ツ編ミ蒐集録」にも掲載されています
是非によしなに
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