【熱中症対策として医療従事者がおすすめすること】
台風の雨が降るここ最近は24~26℃という気温で過ごしやすい気温でしたが、また34℃を超えるような暑い夏が続くようです。
前の質問コーナーでCO2による温暖化が原因でこのようになっているでしょうけどいかがでしょうか?という質問に対して以下のように答えました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気象学は専門ではありませんので、一般的な見解でのお応えになります
IPCCが根拠としているスパコンの気象モデル予測によると地球は温暖化ではなく寒冷化に向かっているというのが通例です
CO2の温暖化というのはほぼ無関係なことが証明されているので、今やこんなことに助成金を出したり、無意味な企業努力を助長するのはこの日本のみでこれはマスメディアによるもので国外のニュースを見ていればわかるのですがなかなかその機会がないのが実状です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まぁ、つまりそういう原因ではないということがわかっていただければと思うのが主旨です。
さて、というもののこの暑さによる熱中症による病院の受診率や死亡者はここ最近では類をみないほどの人数です。
では、これをどのようにしたら防ぐことができるかというのが皆さんの知りたいところでしょう。
空調を入れる、経口補水液の摂取など巷では言われています。
もちろん、これでわかっていることをやればならないのかというとそうでもありません。
その行動の変容が重要かと思いますのでその具体的なものを書いていきます。
熱中症にならないようにするには空調の効いた~などのその辺はネットで調べれば出てきますし、テレビ番組でも同じことの繰り返しをなんのプロパガンダかと考えたくなるほど情報が溢れているので省きます。
ちなみに、余談ですがエアコン設定28℃がいいというのは何も根拠がないため鵜呑みにせず、ご自分の体調に合うような使い方をするように心がけてください。
さて、今回、医療従事者である『僕』が家にあるもので簡単に経口補水液に近いものを作る方法を推奨しようと思います。
それは生理食塩水です。
医療従事者にとっては馴染深いものですが一般の方にとってはあまり耳に入ってこない言葉かと思います。
よく使われるものとしてはコンタクトのすすぎ液として使うときでしょうか(それでも一体型が多いため使わないでしょうが……)
では、この生理食塩水とはどんなものかというと身体の中に存在する水分と同じ浸透性を持つ塩水のことです。
これを飲むことで身体の浸透圧と同じ液体ですので身体の吸収率が通常の水よりもいいのです。
では、これはどのように手に入れるのかということですが薬局などでも簡単に手に入れることができますがそんなことはしなくても大丈夫です。
【生理食塩水の作り方】
家の水道水を1ℓ用意してそこに9gの塩を入れるだけ。
ただ、これだと溶けにくいためはじめに水500mLに塩を溶かしてから残りの水を入れるなどの工夫をすると溶けやすく作りやすいです。
また、ポカリスエットやアクエリアスなどといったスポーツドリンク飲料も効果はもちろんあります。
この二つの違いはNaとK(ナトリウムつまり塩分のこととカリウムといういわゆる電解質といわれる体内の健康を維持するのに大切な成分)の含有量とクエン酸などの成分があるかないか。
ポカリスエットはクエン酸などの成分はなく身体の成分により近く構成されています。
NaとKもアクエリアスよりも多く入っていて吸収率はいいのではないでしょうか?
ただ、アクエリアスも入っていないわけではないためそこまで神経質になることもないかと思います。そこまで常時大量摂取をするわけでもないため気にする必要もないかと思います。
そして、これらを喉が渇いたからなどで飲むようにするのではなく15~20分ごとに摂取を定期的に意識をしてすることが大切です。
熱中症になってからの対策も大事ですがならないことにこしたことはありませんから。
さて、これを書き上げたころはコミケもはじまり夏の行楽シーズンや猛暑もまだまだ続きそうです。あまり神経質にならずとも自分の体調と向き合ってお過ごしください。
この文章がその一助になればこれ幸いです。