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医療やらコスプレやら美味しいものやらマジックやら……

【臨床検査技師が教える、せきが続くのには、まさかの理由がある。】

 

どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。

『僕』の目的は「病院に行かなくて自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。

 

さて、ここ最近ではブログに咳が止まらないのは?ということで、マイコプラズマ肺炎をとりあげてきました。
しかし、せきが続く病気はそれだけではありません。
ということで、そんなせきが続く病気ということで今回は結核をとりあげて説明させて頂きます。
結核は過去の病気で今の時代になる人がいるの?と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、実はそんなことないのです。

 

結核ってどういう症状なの?

 

結核は、せきが2週間以上続いたり、のどがイガイガし痰がつまるような感じがつづく、急に体重が減ったり、身体のだるさがあります。
とくにせきが続いている場合は病院に一度かかることをオススメします。

 

結核はどれくらいの患者さんがいるの?

 

50年前までは国内の死亡者数も10数万人になり、死亡の原因一位の病気でしたが、今は薬を飲むことで完治する病気です。
今はというと国内の新規結核患者は2万人弱で罹患率は14.4%と、先進国の中で日本は結核罹患率が高さが問題になっています。
また、薬での完治ができるといっても1日に50人もの新しい結核患者が発生し、5人が命を落としている日本の重大な感染症なのです。
結核は痰に結核の菌がいる患者がせきをすると空気中に菌が飛びちりそれを吸い込むと感染します。
つまり、結核に罹っていることに気づかずに、外でせきをしていると知らぬ間に色々な人にうつしてしまうことになります。
また、結核は免疫が低下しているときに感染するため予防のためにも規則正しい生活をすることが大切です。

 

結核菌はどうやって検査で調べるの?

 

これは臨床検査技師である『僕』の領域ですのでご説明します。
患者さんから採取した、たんを菌に色をつけて顕微鏡で観察をします。
また、結核菌かどうかを調べるPCRという遺伝子の検査を行うことで迅速に結核かどうかがわかります。
ただ、結核菌の培養(菌を育てること)はとても大変でなぜならば、結核菌は成長が遅いためなかなか菌が育たないため4週間〜8週間と時間がかかります。
ただ、感染しているかどうかであれば遺伝子検査を行うため、2〜3日で結果がわかります。
また、たんで調べるのでなくQFTなどの血液でも結核にかかっているかわかりますので病院で訊いてみるのもいいでしょう。

 

結核になったらもう治らないの?

そんなことはありません。

結核に対する4種類の薬をしっかり6ヶ月間飲むことで治療をすることができます。
しかし、せきが出なくなって体調もよくなったからといって、自分で薬を飲むことを途中でやめてしまわないようにしましょう。
薬を途中でやめてしまうことで薬の効かない菌が生まれてしまいます。(薬剤耐性菌)
このような菌が生まれることをWHOで危惧し、医療従事者が患者さんが薬を飲むのを目の前で確認するDOTS(ドッツという患者さんを支援する方法が推奨されています。

いかがですか?結核はとても怖い病気ですが治らないわけではありません。
2週間以上続く長いせきに自覚がある場合は、早めの受診をおすすめします。是非、どうぞ。

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