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医療やらコスプレやら美味しいものやらマジックやら……

【続・臨床検査技師が教える、止まらない咳、それは風邪じゃなくてマイコプラズマ肺炎かもしれませんよ。】

どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。
『僕』の目的は「病院に行かなくて自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。

 

今回は前にも取り上げました「なかなか治らない咳について」です。

またもや、マイコプラズマにフォーカスして記事を書いてみました、是非、一読を。

 

マイコプラズマ肺炎は流行る年がある?

マイコプラズマ肺炎は乾いた咳が長く続くため、喘息やアレルギー、風邪などと勘違いされることがあります。

日本では1984年、88年に大流行して、90~2000年代は落ち着いていましたがリオオリンピックがあった今年は大流行していることから「オリンピック肺炎」とも呼ばれています。
変だなと思う、長引く咳を正しい治療をして治してみませんか?

肺炎にもいろいろで

急性肺炎は、何らかの病原微生物が肺に侵入して、急性の炎症を起こす感染症です。

多くは発熱、咳、痰、呼吸困難、胸痛などの症状を呈し、死亡率は日本で第三位と高い極めて重要な疾患です。肺炎の原因微生物は多岐に渡りますが、大きくは細菌性肺炎と非定型肺炎に分類されます。

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・非定型肺炎とは?
βラクタム系薬剤の効果がみられない細菌性の肺炎のことをいいます。この非定型細菌にはマイコプラズマをはじめ、クラミジア、レジオネラ、百日咳、Q熱コクシエラなどがいます。しかし、肺結核、非結核性抗酸菌症は一般的な非定型肺炎の治療では治癒しないため非定型肺炎には含まれません。

・βラクタム系薬剤とは?
細菌特有の細胞壁合成酵素を阻害して、細菌を死滅させるお薬です。

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細菌性肺炎は肺炎球菌(Strptococcus Pnemoniae)などが主たる原因菌であり、非定型肺炎はマイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)などの微生物によって起こります。
これらの菌は感受性を示す薬剤が異なるため、治療法を誤ると致命的な恐れがあります。
マイコプラズマは非定型肺炎の主要な起因菌で、マクロライド系やテトラサイクリン系抗生物質に感受性を示す(薬の効果が効くこと)が、βラクタム系の抗生物質は効果がありません。
ゆえに、効果のある薬を正しく選択して治療をするために細菌性肺炎であるか非定型肺炎であるのかの判断はとても重要です。

また、現在はマクロライド系の薬剤を使用しても治療できないマイコプラズマ肺炎も出てきていますので病院で薬をもらっても治らない場合は必ず再度病院に行くことをおすすめしています。

このようにただ闇雲に抗菌薬を飲めば治るものではないため、しっかりとした検査を実施し正しい治療を行うことが大切だと思います。
ちょっとおかしいなと思う咳に注意してみてください。

今回は咳が続くのですけどどうすればいいですか?ということを訊かれることが多かったため再度書いてみました。

原因はこれだけではありませんが、またアレルギー、喘息、結核などを取り上げて書いてみようと思います、是非、どうぞ。

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