【臨床検査技師が教える、冬になったら気をつけたい病気のこと。】
どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。
『僕』の目的は「病院に行かなくて自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。
そのためにも、わかりやすく病気や健康のことを少しづつ自分で考えるきっかけになればと思い書いています。
みなさんのお役にたてればと。では、今回のテーマです。
今回は冬になると多くなる病気って?
冬になると、とくに気をつけてほしいのが「心筋梗塞」です。
心臓の大きな血管がつまり血液が通らなくなるため栄養がいかずに心筋という細胞が壊死、つまり死んでしまうことで心臓が機能をしなくなる病気になります。
なぜ、冬に多くなるかというと寒くなり血圧が上がることで血管に負担がかかるためです。
冬の雪かきなどをする地方では心筋梗塞になる確率が3.6倍にもなるので注意が必要です。
心臓の病気って何科にかかればいいの?
このような心臓の病気は総称して「循環器疾患」といいます。
ゆえにかかる時の科も循環器内科というところのある病院にかかるようにしましょう。
よく内科にかかる人がいるのですが入り口はそれでもいいのですが、はじめから心臓と気になっているのでしたら、この科にかかることをオススメします。
循環器疾患って何?
心臓の病気は大きくわけて2つ、「虚血性心疾患」と「不整脈」に分かれます。
今回取り上げている、心筋梗塞は「虚血性心疾患」に分類される疾患です。
ここに書いてある「虚血性」とは血管がつまり、栄養のいかない状態のことをいいます。
この他にも血圧も関係してきます。
また、これらの病気は糖尿病などの合併症として発症するケースが多いので、もともと病気がある人は注意が必要です。
この他にも心筋梗塞になりやすい人の行動パターンというものもわかっています。
a、b型の二つの行動パターンがあります。
タイプa型パターンは、性格的には競争的で、攻撃的、機敏、性急に動き回る人のことをいいます。
タイプb型パターンは、a型の反対の性格の人でのんびり、おっとりした人のことをいいます。
この2つのパターンでタイプaの人はbの人に比べて2倍、心筋梗塞や狭心症になりやすいことがわかっています。
短気は損気とはまさにですね
今回はさわりとして、心臓の病気とは、冬はとくに危ないですよ!ということを書いてみました。
冬は心臓だけではなく脳梗塞なども発症しやすいため、ご高齢の方はとくに注意が必要です。
頭の片隅にでもおいて意識してみてください、是非。どうぞ。