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lain no blog

医療やらコスプレやら美味しいものやらマジックやら……

【臨床検査技師が教える誤解されている水虫の話し。】

 どうも、『僕』は病院に臨床検査技師として働いています。また、ヘルスケア事業を立ち上げ経営しています、lainです。
『僕』の目的は「病院に行かなくても自分の身体のことを知り、自分で身体の健康をコントロールできるための仕組みを作ること」です。
 今回は、水虫のお話しです。
水虫とは俗称で、病名は「足白癬」といいます。
水虫という名前の由来は、水田などに入った後に生じた手足の皮膚病変のことを称しています。
近年になり皮膚糸状菌が発見され真菌感染症としての白癬という疾患が確立されました。
足白癬は日本では5人に1人、また爪白癬(爪水虫)は10人に1人が罹患している病気で誰にでもかかることがある疾患です。
この身近な病気に関して誤解をしている人たちが多いので、正しい知識を頭の片隅にでも置いてもらえればと思います。


これって水虫?自分で判断できない水虫。

 なんとなく足がかゆい。むずむずする。これはいつもの水虫だから薬を使おう。
こんな感じで「自称水虫」の人がけっこういます。
しかし、この「自称水虫」の人の13~30%は足白癬ではありません。
また、この足白癬は罹患している人の10%しか痒みを訴えないため、自覚症状のある人しか患者は治療しません。そのため隠れ水虫の人、つまり潜在足白癬患者はとても多く放置をしているため爪白癬になり爪の混濁や肥厚などの症状で気づく人もいます。

白癬菌で死ぬことはあるのか?

 

白癬菌はケラチンを主な栄養源にするため、原則としてケラチンが豊富な角層、角層が変化した爪と毛にしか寄生できないため内蔵などを犯して死に至るケースなどはありません。
しかし、足間型の足白癬では足間の傷口から細菌感染を起こし、蜂窩織炎を起こすことが多いためこのときに原因菌が劇症型溶連菌などであれば死亡することもあります。

白癬菌の感染経路は?

 

一番多いのは風呂場の足拭きマットや絨毯、靴やスリッパの共用でも感染します。
また、その多くは家族内感染なので家族に水虫の人がいる方は感染する可能性が高いため注意が必要です。

白癬菌の治療は?

 

水虫は自然に治癒はしないため抗真菌薬を使用します。
2週間程度の使用で痒みなどの自覚症状は消えてきますが、菌は消失しないため自覚症状がない部分にも足底部、趾間すべてに使用し最低でも1ヶ月毎日外用しなければなりません。
薬は以前は塩酸テルビナフィンかイトラゾールの内服しか有効な治療はなかったのですが最近はクレナフィン爪外用液の塗擦が内服薬治療より副作用もなく、爪白癬に有効です。
また、これは保険適用もされているため有効な治療法として今、使われています。

いかがでしょう、身近な病気を取り上げてみました。
これをきっかけに何か気になることがあったらお近くの皮膚科へかかってみてはいかがでしょう。
また、たまには自分の足を見てみてください、是非。

 

 

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