lain no blog

写真・撮影機材、コスプレなど徒然に書いていきます

臨床検査技師が教える救急で病院にかかるときにたらい回しにされないために

私は臨床検査技師として病院で勤務をしています

 今までも様々な病院を廻ってきましたが、とある個人病院で当直業務を行うときに事務当直も兼務するという過酷な病院にいたときの話しです
その80床規模の個人病院では、夜間や休日での診療する場合、患者にいくつかの確認事項がありました。
それは救急車で運ばれてくる患者にも適用され、救急隊に電話時確認をすることを求めることが院長方針で必須でした
その確認事項が今回のたらい回しにならずに、病院にスムーズにかかるポイントとなります

 

病院に救急でかかる場合、大事なことそれは‥‥

 

 

5万円以上の現金を持つこと

 

 

これには理由があります

 

休日時や夜間診療の場合、支払いは「一時預かり金」

 

 この預かり金とは、休日・夜間診療では医事課の診療計算ができないため多くの病院では後日、診療時間内に支払いのために来院する必要があります。

また、この預かり金というお金の額が病院によって異なりますが、ほとんどが1万円以上になります
保険証を持っていない場合は3万円の預かり金などが必要になる場合があります
身分証明書などがない場合も同様の扱いになります
また、入院になる場合ははじめの入院預かり金として約5万円を請求されます
これゆえ、最低5万円所持していると救急での対応はスムーズにすすむということです
これは救急車で運ばれる際にも救急隊に確認されることで、指定の金額や保険証などを所持していない場合、救急の受け入れを拒否される場合がほとんどです

 

まとめると、救急で病院にスムーズに診療してもらうためには現金はいつも5万円以上を所持し、保険証・身分証明書を持っていくようにしましょう
また、余裕がある場合に限りですがお薬手帳を持っている方や飲んでいる薬がある場合はそれを持参して頂けると助かります

 

余談
これは医療従事者からのアドバイスです
平日忙しいから休日や夜間に病院にかかろうや体調を崩してつらいからかかろうとは、思わないほうがいいですよ
通常診療でない場合、検査や処置にも出来ることに制限があります
そのほとんどが簡単な問診と投薬で終わります
そして、平日に忙しくていけなかったのに、結局はお金の支払いのために病院に行かなくてはいけません
また、たいした処置もしていないのに病院にかかるとお金もその分、時間外診療、休日診療や夜間診療加算といってお金が発生します
時間外は850円、休日は2500円、夜間は4800円とプラスされます
そのため、熱が高いからなどの理由で診療をするのはあまりオススメしません

 

もちろん、人間ですから体調が悪くなることは誰にでもあります
そして、本当に救急対応が必要な人もいますし、そのときは誰にでもあります
救急で病院にかかるということがどういうものかということを少しでもこれを読んで知って頂けたらと思います

f:id:lainjing:20161023222735j:plain